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寝返り

体位変換器とは?

体位変更を劇的に楽にしてくれるアイテム

介護を始めたばかりの人が苦労をするのが体位変更です。
ほぼ寝たきりになって意識がほとんどない人や、足や腕に拘縮(こうしゅく)がある人の場合、体位を変えるのは介護者の力に任されることになります。

高齢者の体重も平気で持ち上げることができるような力持ちの人ならばよいのでしょうが、介護をする人の体格を選ぶことはできませんので、都度コツをつかんで対応していくこととなります。

介護士として未経験で入ってきた人の多くは一度は腰を痛めるものなのですが、その主な理由となっているのがこの体位替えでの苦労です。

一日のうちに何人も体位替えをするのは骨の折れる作業で、最初の数日はそれだけでかなり疲弊してしまうことも珍しくありません。

そこで体位変えの負担を大幅に軽減することができる便利なアイテムとして、おすすめなのが「体位変換器」という専用グッズです。

「体位変換器」とは空気パッドやクッションなどを変換させたい人の体の下に挿入することで、居宅要介護者の体位を簡単に変えることができる製品のことを言います。

現在数多くの製品がメーカーから販売されているので、使いやすいものを購入・レンタルしておくことでかなり毎日の作業負担を軽減することができます。

体位変換器は購入してもそれほど高くなく数千円程度で購入できるものがほとんどですが、介護保険をつかってレンタルできる指定用品もあり、その場合には月額100円程度から可能となっています。

実際の体位変換器の使い方

体位変換器の使い方は特に難しいことはなく、初めて使用する人でも簡単に取扱い可能です。
細かく製品を分類すると「体位変換パッド」「スライドシート」「体位変換器」のように名称が変わることもあります。

まず一般的な「体位変換器」は三叉状になっている大きめのクッションで、これを介護を受ける人の膝の下に差し込みます。

ちょうど「山」の文字の隙間に両膝が差し込まれるような格好にしたら、両脇にある持ち手部分を横に転がすようにします。

膝を固定していることで腰全体を自然に回転させることができ、また介護者の体に直接触れて力を込めるわけではないので、持ちやすく痛みも少なくてすみます。

「体位変換パッド」は、高さの低めの三角形をしたクッションです。
こちらは介護を受ける人の背中に差し込むようにすることで、自然に背中と腰が浮き上がり、体を回転させやすくできます。

最後の「スライドシード」ですが、こちらはシート型もしくはクッション型の製品で、相手の体の下側に差し込んでから持ち手を引っ張ることで、体の向きを変えることができるというものです。

いずれも素手で行うよりもかなり簡単に体を動かせますので、ぜひ在宅介護に利用をしてみてください。