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「親の「老い」を受け入れる」をご紹介

ライフプランプロデューサー絶賛の親の老後を本音で語り合う本

「親の「老い」を受け入れる」は、ライフプランプロデューサーとして活躍中の安田まゆみ氏も推奨する、対談方式で親の老いを考える本です。

安田まゆみ氏は有限会社マイプランニングオフィスの代表であり、全国でお金に関するセミナーを幅広く展開しています。

公式サイト「元気が出るお金の相談所」は、独身・シングルマザー・老後・家計のやりくりなどそれぞれの立場から、どういったところに気をつけてお金を使っていくべきかということをわかりやすく説明してくれています。

「親の「老い」を受け入れる」の著者は長尾和宏氏で、尼崎市でクリニックと在宅医療を運営している現役医師です。

本の中ではもう一人、西宮市で介護支援を行うNPO法人「つどい場さくらちゃん」の理事長である丸尾多重子氏が対談をするという形で進められています。

最初に紹介した安田まゆみ氏はこの内容をかなり絶賛しており、同じ兵庫県で老人介護に深く関わる二人が関西弁を丸出しにしながら実際に経験した現場や思ったことなどをざっくばらんに対話する様子が細かく書き起こされます。

介護の現場というのは決して美談やきれいごとだけで続けていけるものではなく、しばしば家族間の人間関係や介護をする人・受ける人との衝突が起こるものです。

そんな生々しい現場をできるだけそのままの形で伝えようというのがこの本の趣旨となっており、一見コミカルに進められる会話の中にも、心にズシンとくるような重い問題が見え隠れします。

今日本の介護の現場で何が起こっているのか

長尾和宏医師および丸尾多重子氏が共有しているのは、パソコン画面のデータやワイドショーで伝えられている高齢者のニュースでは、今実際に起こっている介護の問題は理解することができないという意識です。

二人とも制度として行われている「医療」や「介護」に限界を感じ、独自の方法によって地元の老人福祉をされてきた方であることから、問題意識はかなり高く持たれています。

痛快なのがそれまでの活動の中で出会った人たちをバッサリと切る発言で、数字だけを調査してきて偉そうに「ここが問題だ!」と言う人達や、介護をいかにも崇高なものであるかのように道義問題に持って行こうとする人達を切り捨てています。

介護をするということは決して特別なことではなく、人間の営みとして当然の事としつつ、その中に発生する問題や苦労を赤裸々に語っています。

今まさに介護の問題に直面をしている人や、介護について世間的に語られていることにどこか違和感を感じてる人にとっては、この「親の「老い」を受け入れる」という本には救いとなる言葉がたくさん散りばめられています。