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「親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと」をご紹介

遠距離介護のためのノウハウをまとめた本

「親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと」は、NPO法人パオッコの代表である太田差惠子氏による著書で、翔泳社から出版されています。

NPO法人パオッコは、東京都文京区に本部を置く遠距離介護を専門に支援している団体で、既に設立から20年以上が経過をしています。

遠距離介護は現代における非常に重要な社会問題で、遠方に暮らしている親がどういった健康状態にあるかということの確認や、実際に介護が必要になったときの手段をあらかじめ考えておく事が必要です。

介護をしていくためには国や自治体による支援制度も数多く存在していますが、利用をする時にはどのような手続きを取ればよいのか、なかなか普段の生活からはわかりづらいところでしょう。

そこで「親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと」では、NPO法人パオッコがそれまで蓄積してきた遠距離介護の問題点やノウハウについてわかりやすく一冊にまとめてくれています。

特におすすめとなるのが介護未経験で全く知識のない人で、入院から退院までの流れや入院時にどのように対応をするかといったことが細かく示されています。

実際の現場を経験してきた著者による内容なので非常にわかりやすく、今すぐ必要という人だけでなく今後必要になる可能性がある人にとっても非常に有用な情報となります。

タイプ別遠距離介護での問題点

「「親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと」の中には、実際に遠距離介護を依頼した人にありがちなタイプを非常にリアルにまとめた部分があります。

遠距離介護を依頼する人には「お任せします」タイプと、「ぽっと出症候群」タイプがいるといいます。

いずれもあまり良くない意味で使用をされており、「お任せします」タイプは担当医やケアマネージャーがどういった介護をするか提案をしても全て丸投げをする人のことです。

しかしもう一つの「ぽっと出症候群」タイプの方が現場にとってはより悪い影響を及ぼすものであるそうで、特に介護について詳しいわけでも調べたわけでもないのに、いちいちダメ出しをしてあれこれ指示をする人であるといいます。

遠距離介護では結局現場を担当するのは介護職員や医療関係者となりますから、あまりにも真剣味のない態度をされてしまうと現場のモチベーションが著しく低下をしてしまうのだということです。

そうした現場と依頼者の温度差が問題になることもあるので、遠距離で依頼をしているからこそお互いに気遣いをしていくことが大切だ、とこの本では伝えています。

この本最大の趣旨は、遠距離であっても任せきりではなく主体的に介護をすることが大切である、という啓蒙です。