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和食

適したとろみのつけ方

飲み込みやすくしてくれる「とろみ」を使いこなす

高齢者がいる家庭での調理に欠かせないのが「とろみ」です。
とろみのある食品や料理は私達が食べても喉越しがよく、つるんとおいしく食べることができるものですが、これは高齢者にとっては別の意味があります。

というのも、とろみのある食材の飲み込みやすさは飲み込むときの力を軽減してくれるものなので、嚥下の力が弱くなった人にとってはなくてはならない物だからです。

そのため介護職を担当する人向けに、介護職メーカーから「とろみ剤」としていくつかの製品が販売されています。
これから高齢者向けの調理をする人はそれぞれのメーカーの特徴をふまえ、どういった料理に使っていくかを考えていきましょう。

「とろみ剤」製品として有名なものとしては、日清オイリオの「トロミアップエース」や、明治の「トロメイクSP」、キューピーの「とろみファイン」などといったものが挙げられます。

こうしたとろみ系の製品は、それ単体で食べるゼリー用のものもあれば、食品や食材に使用をすることで独特の風味を出すことができるものまで色々なので、それぞれのメーカーのラインナップを見てみることをおすすめします。

また使用する分量により、とろみの度合いも異なってきます。
ゆるい液状を保っているとろみ~ゼリー状に固形になっているとろみまで色々なので、高齢者にとってはどのくらいの粘度が最も心地よいか、そのあたりも考えて使いたいところです。

具体的なとろみを使ったレシピ

とろみを使ったレシピとしては、まず「ほうれん草のおひたし」や「かぼちゃの煮物」「豆腐ハンバーグ」「魚の煮付け」さらに定番の「かき玉」といったものが挙げられます。

ほうれん草のおひたしやかぼちゃの煮物というのは、小さく切っただけでは飲み込みがしにくく、咀嚼力や嚥下力が低い高齢者にとっては苦労をする食べ物です。

そこでほうれん草やかぼちゃを普段よりも長く煮てホロホロの状態にしたところで、仕上げにとろみ剤を小さじ1杯程度加えます。

柔らかい野菜ととろみは非常に相性がよく、通常は硬くなってしまいがちなレンコンやにんじんなども圧力鍋を使って硬さを完全になくしてから、味付けにとろみ剤を入れることで食べやすく見た目も綺麗に仕上げられます。

ハンバーグや魚の煮付けもいつもよりじっくりと煮ることで柔らかくなりますので、とろみをつけて食べやすくしてあげるのがよいでしょう。

味噌汁やうどんのような汁物にもとろみはおすすめです。
柔らかめに煮たうどんのおつゆにゆるくとろみをつけてあげるだけでも、高齢者にとってはかなり食べやすい料理になります。

高齢者にとって野菜を摂取するために重要な味噌汁もとろみがあることでぐっと食べやすくなりますので、最後の仕上げにそっと忍ばせてあげてください。