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ソフト食

ソフト食の調理ポイント

増粘剤を使用しないソフト食

栄養分もあり見た目が良く、何より食べやすいという多くのメリットがあるソフト食ですが、調理をする側に非常に大きな手間がかかってしまうことが問題です。

ソフト食の基本は普通食をベースに食材ごとに成形しなおすということなので、通常の料理をしたあとにもう一度、一から調理をしなければいけなくなります。

専門の業者や調理場での仕事ということならともかく、在宅介護をしている人にとってこれを毎日行うのはかなりの負担になります。

そこでおすすめになるのが、二度手間を避けるために最初からソフト食になるようなレシピを使用することです。

この時ポイントになるのがあとから増粘剤を加えるのではなく、あらかじめ食材の中で食品のつなぎとして使用できるものを選定しておくということです。

具体的には卵や山芋、玉ねぎをミキサーにしたものなどで、これらと一緒に柔らかく調理した食材を組み合わせることで、最初からソフト食と同じ状態になります。

こうして作ったソフト食は、ソフト食でありつつ同時に普通食としても十分食べることができるものなので、他に家族がいる家庭でも便利に作れるでしょう。

また野菜の中にも比較的柔らかくしやすいものと、そうではないものとがあります。
調理時の食材の組み合わせであらかじめ同じくらいやわらかいもの同士にしておくことで、あとから手を加える必要がなくなります。

一工夫をすれば肉や魚も食べられる

手をかけずに作れるソフト食は主に野菜を食材としたものです。
高齢になると脂身の多い肉や魚を食べるのが辛くなってくるので、ついやわらかい野菜や果物がメニューの中心になってしまいます。

ですが肉や魚には健康を維持するためのタンパク質が多く含まれており、完全にこれらを抜いてしまうと体内のエネルギーをうまく調節することができなくなってしまいます。

そこで上手に簡略化をする野菜のソフト食とは別に、ぜひ気合を入れて作ってもらいたいのが肉や魚といった主菜のソフト食です。

具体的には魚の切り身やロース肉の生姜焼きなどといったメニューで、一度普通食として焼いたものをミキサーなどで細かく砕き、上手に成形をしていくことになります。

この時できるだけ元の形に近い状態にすることがポイントで、見た目は普通食のようなのに食感はやわらかく、痛みなく食べることができるようになっています。

肉や魚はいくら栄養があるといっても、従来のようなきざみ食として出されてもなかなか食欲はわきません。
また細かいとはいえ、食塊になっている肉や魚は飲み込む時に苦労する固形物です。

そこでしっかりソフト食として作り直してあげることで、食欲を大幅に増進させることが可能となります。