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ペーストタイプ

そもそもソフト食とは?

きざみ食やミキサー食とは違う「ソフト食」の勧め

高齢者向けの調理方法にも多くの種類があり、ざっと挙げただけでも「きざみ食」「ミキサー食」「嚥下食」「ソフト食」といったものがあります。

一般の人と変わらないメニューのことを「普通食」と言い、これらの中から最も適したものを状況に応じて提供していくことが介護の基本です。

これらの調理方法の中でもここ最近非常に注目をされているのが「ソフト食」という調理法です。
ソフト食は既に多くの入所型の高齢者施設や高齢者向けの配達食として導入をされており、見た目の美しさと食べやすさとの両方を実現しています。

通常の介護食というと「きざみ食」や「ミキサー食」のように、出来上がった食材や食品を、食卓に上げる前に細かく砕いてから出すというのが常識でした。

しかしそうした調理方法は見た目を大きく損ねてしまうことから、高齢者にとって「食」の楽しみを奪ってしまうことにもなります。

その問題に対応するために近年新たに開発されたのが「ソフト食」で、独自のノウハウによってやわらかくなった食材を「普通食」とほとんど変わらない見た目で提供することができます。

ソフト食の基本は「舌で押しつぶせる硬さ」「既に食塊になっている」「喉の通りがよく移送しやすい」という三点です。

よく似たものに「ゼリー食」というものがあり、こちらは一度刻んだりミキサーに掛けたりした食品を整形して食塊にしたもののことです。

ソフト食の具体的なメニューやレシピ

ソフト食は、食べ物の形をできるだけ損なわせないようにするということがポイントです。
そのため片栗粉や葛粉、コーンスターチ、小麦粉、増粘剤といったものを使い分けしながら食塊を作って調理していきます。

他にもゼラチンや寒天、カラギーナンやペクチンといった成形に役立つ食材も上手に使って形を崩さないようにしていく事があります。

作り方としてはまずは普通食を作り、それを具材ごとに分けます。
それぞれの具材を一旦ミキサーにかけるなどして細かくしたあと、成形に使う粉などを入れて固めていきます。

食材ごとに形や色を考えて塊にしていくところがポイントで、いかに本物に近く成形できるかということが料理の腕になってきます。

わかりやすいのが「肉じゃが」などの煮物で、食材ごとにわけてミキサーにしたものをそれぞれ元通りの形にすることにより、口当たりの柔らかい煮物になるのです。

食事だけでなくデザートとしてもこの方法はかなり上手に使うことができ、不足しがちな栄養分を補う果物などを食べやすい形で提供できるのです。

自宅で導入するのはちょっと大変かもしれませんが、食材によってはそれほど手間をかけずに柔らかくすることもできます。